MIND

自己肯定感で整える【自分も他人もOK!】

多くの人は不足している自分を否定したり、ダメな自分を励ましたりして今まで頑張ってきたのではないでしょうか?

ただそのような状態が続いているのであれば、自己肯定感は低い状態かも。
自己肯定感は癖のようなもの。後天的に自己肯定感を高めることは可能です!

そして自己肯定感を持つことで自分の軸で立ち・物事を判断し、外側に振り回されない私を育てます。

自己肯定感は過去の習慣・クセ

一言で自己肯定感を高めると言っても、自分は「まだまだ努力が足りない」と言い聞かせてきた私のようなタイプの人は、「俺ってスゴイ」と思えることが、なかなかないのではないでしょうか?

かつて中学時代は野球部、高校時代はバレーボール部、大学時代は空手部に入っていた私。自分に対して「修行が足りない」「今のままじゃダメだ!もっと練習しないと」「あの人と比べると俺のレベルは低い」などと、スゴイ人を見てはよく自分にダメ出しをしていました。

社会人になると、できる人を見て・そしてトップ営業マンを見て「あの人ってスゴイ、見習わないと」、上司に指摘されて「なんでこんなミスしたのか?」と相も変わらず、たくさん自分にNGを出してきました。

わくわく
サラリーマン

だからいつも現状に満足できず、いつも何かに向かって努力するべきだと考えていたのでしょう。将来のために「もっと、もっと」と。心は満たされることはありませんでした…。

資格を取ろうか…、何をすれば成功できるのか…、もっと稼ぐにはどうすればいいの…? 考えは尽きません。

映画「ハンサムスーツ」

話は飛びますが、映画「ハンサムスーツ」を久しぶり(2回目くらい)に見ました。テンポが良く色鮮やかで、脚本が面白いのでついつい引き込まれてしまいます。

ブサイクで自分の外見に自信のない「琢郎」(主人公)は、非常に優しい性格をしている。しかし自己肯定感の低い琢朗は「俺なんかモテるはずがない」と常々思っている。

ある日ハンサムに変身できるスーツの存在を知り、それを着ることで「モデル」としてモテモテの人生を歩むこととなる。

ただそのスーツは濡れると効果がなくなり、元の自分に戻るというモニター用のスーツ。パーフェクトなスーツを着ると簡単には元の自分に戻れない。それを着るかどうか心が揺れる。

元の姿に戻っているときに、好意を寄せている女性の「本江」から「自分が理想とするものを手に入れたからって幸せですかね?」「琢郎さんが、琢郎さんのままで、何がいけないんですか?」と言われる。

そんな本江から琢朗が落ち込んでいるときに、「幸せ見つけたゲーム」をしましょうと誘われる。周りの小さな幸せを見つけたら、写真でとって10歩前に進むという「ゲーム」。そして自分も元気をもらおうという発想だった。

ある時ふと、これまで自分と一緒に泣いたり・笑ったり・頑張ったり・生活してしてきた周りの人たちの事を思い出し、小さな幸せが本当の自分にとっての幸せだったことに気が付くというお話。

ブサイクな自分・不器用な自分、すべてに対して「これが私。何か文句でも?最高でしょ?」と言えたら自己肯定感は◎と言えるのではないでしょうか?

世の中はパズル

考え方・外見・育った環境・好きなもの・思考・すべてが他人と違うオリジナルな自分。
そんな愛おしい自分を放置せず、大事にしていこう。

そしてどんな自分も認めてあげることで、他人も頭ごなしに否定せず認めてあげることができる。

子育てもそうかもしれない。自分のことが許せない人・厳しすぎる人は、子供につい自分の価値観を、押し付けてしまうかも・・・。

パートナーとの関係も同じで、お互いの考え方が違う2人が生活するので、自分の価値観だけでは成り立つはずもなく。

いろんな立場の人がいて多様な価値観があるので、意見の食い違いやイラっとする事は日常ありえます。

野球は9人で行いますが、全員がみんなピッチャーだったらゲームは成り立ちません。誰かがスーパーで売ってくれて、歯医者がいて、指導してくれる先生がいて、大工さんがいて。

みんな得意・不得意があって凸凹があって、それが「パズルのように組合い
一つの社会や世界を作っている」と思えば整ってきます!

自己肯定感を上げる方法

過去の思考習慣を変えていくことは可能です。人と比較してたりミスを指摘されたりして、落ち込む習慣・自分を否定する習慣を今身につけているとすれば、代わりに自分にOKを出す・100点を出す習慣に変えてあげる。

そんな私は最高です!

テレビのナレーターなどで活躍しているカビラさんの、「いいんです!」をいつも思い出しましょう。そして次の段階は「そんな私は最高です!」とステップアップしましょう。

  • ミスをしても  いいんです!」→「そんな私は最高です!」
  • 忘れ物しても 「いいんです!」→「そんな私は最高です!」
  • 太っていても 「いいんです!」→「そんな私は最高です!」
  • 怒られても  「いいんです!」→「そんな私は最高です!」
  • 失敗しても  「いいんです!」→「そんな私は最高です!」
  • ビビりでも  「いいんです!」→「そんな私は最高です!」
  • 不安でも   「いいんです!」→「そんな私は最高です!」
  • ネガティブでも「いいんです!」→「そんな私は最高です!」
  • どんな私でも 「いいんです!」→「どんな私も最高です!」

日常で繰り返す

自分の過去の習慣は矯正する必要があります。なので日常で事あるごとに、

  • 私は最高!
  • 私は100点!
  • 私は素晴らしい!
  • 私が世界の基準
  • 私はよくやっている!
  • 私は私

などと自分に言い聞かせてください。今までの思考の習慣を変えてみてください。
そうすることで少しずつ自己肯定感があがり、軸ができてくるのを実感できます。

そして不思議なことに自分を肯定し始めると、他人の言動もそれほど気ならなくなります。

自分を否定しない=自分を認めてあげる
→他人を認めてあげる=他人を否定しない

こんな感じで整ってきます❕